イラストでは食えぬ、その歳では遅いという言葉に揺さぶられ。~はまぐりキャリアパス③

20代の模索ともがき

スペインから帰国後、私はスペイン語の使える会社も探しつつ、大学4年生で専門学校のデッサンコースに週1で通い始めました。

挿絵画家、イラストレーターになりたいという夢をもう一回目指そうと思ったのです。

続けて同じ専門学校でイラストレーションコースも仕事のかたわら通いましたが、自分のスタイルが見つけられず、あるいは先生からもいまいちいい感触が得られず悩む日々が続きました。

そしてある時その学校の先生に、

「イラストだけでは食っていけないからグラフィック・デザインは必須」と言われ、

素直な私はさらにDTPも勉強しましたが、結局苦手意識が消えないまま終了。

大学で美術を専攻しなかったことが、この頃からコンプレックスになっていた気がします。

 

 

26歳でデザインやるのは遅すぎると、バッサリ言われ砕け散る

専門学校とは言いつつ今思い返すとやっぱり小手先だった修練ののち、スペイン系企業の仕事を辞めて最初の転職活動へ入りました。

印刷会社のバイトをしながらデザイン会社を探して試みるも、なかなか面接に至らず。

そしてあるエディトリアル系デザイン事務所の面談で、私の甘い夢は見事に打ち砕かれます。

もう名前も覚えていない事務所ですが、そのヘッドである女性が「26歳?今更遅いよね。」と吐き捨てるように(その時はそう思った!笑)一言。

何も返せませんでした。

「デザイナ-ってキツイ?怖い?」のトラウマ誕生の瞬間。

今40代になってそのころを思い返すと、その女性は今の私に近い年だったと思います。

私がデザインを内心苦手に感じていたのを見透かしていたのかもしれません。

商業デザインの何たるかを知らず中途半端な夢をもった私を、下手な情けもかけずにぶった切っていただけて逆によかったと思います。

しかし、長く引きずりましたこのトラウマ。笑

そして、甘ちゃんの私が心折れかけて臨んだ何社目かしれない広告制作会社の面談で、

デザイナーではなく営業企画ディレクターやってみないかというやさしい言葉に望みを託し、

ひとまず6か月の転職活動にピリオドを打ちました。