シャン子ツアー、悲劇は3日目の朝9時に始まった
成都から離れた雅安基地は、碧峰峡という美しい緑に囲まれた峡谷エリアの中にあります。
前日夕方に登る道路がどんどん山の中に入っていくにつれ、とにかくそびえたつ山の峰の高さや緑の青さが印象的でした。もっと山側へ行けば少数民族の地域。四川省の面白さが感じられましたが、3日目はオープン直後からそんなことも吹っ飛ぶ大事件となりました。
そう、ファンにとっては大事件で悲劇です。
N子さんと私は、パンダ好きでもまだぺーぺーのレベルでして、ツアーでご一緒したIさん、Wさんは足しげく上野動物園に通われ、もちろん鑑賞スタイルもガラスに映りこまない配慮の黒Tシャツ。ご夫婦で参加されたOさんもかわいいマスコットがバッグについてて、いや~シャン子ってマジ愛されてるなとしみじみ思いました。
実はこのツアー、事前に「飼育体験コース」と「パンダ見放題コース」どちらに参加しますかという代理店からの連絡があり、パンダファンぺーぺーながら、N子さんと私は「飼育体験っていってもシャン子の世話できるわけじゃないなら、できるだけシャン子見れる見放題の方がよくない?」と意見が一致。
WさんやIさん、Oさんご夫婦も見放題コースということで、他の7名の方々とは別にホテルから出発したのですが、休園は飼育体験コース組が入園直後に発生しました。
基地内で倒木があり、安全を期するため一旦入園禁止との掲示に、皆呆然。
右も左も、滂沱の如く涙を流すツアー仲間。
N子さんも私も呆然とはしたものの、Iさんの号泣とOさんの嗚咽にびっくりしつつ、冷静になった「これどうなるわけ?」とN子氏。
このツアーに託した希望が大きいだけに落胆も果てしなく深い。。。
と当時に、代理店Hこの代償どうすんねん、と皆思いました。
先に入った飼育体験コース組と別行動になることは考えられず、ツアーだから一緒にいなきゃいかんぜよ、ということで当日付き添いだったもう一人のガイドヨウさんがしきりに電話で劉さんや現地旅行会社と連絡を取り、なんとか我々を入れようと頑張ってくれました。
3日目の夜の街歩きは⑤でお話します。
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