2023年6月『怪物』映画感想イラスト 

映画の冒頭に予感していたものが映画の終わりのいろんな変化に伴い後の揺れた映画です。
私は流れるままに物語を追っていき、ひねりもなく、シンプル思考なので
一番振り回されたのかもしれません。

友人が映画館上映が終わる前に観たいというので、8月10日にも2回目を観に行きました。

あれだけ振り回されたので2回目は落ち着いて観られるだろうとは予測していましたが、
となりの友人から漏れる苦笑とか、後ろの席のカップルのつぶやき(物語の展開に忙しく反応)とか聞きつつ、私も初回はたしかに気持ち的に忙しかった!と思いました。

初回も2回目も思ったのは、人はそれぞれ見たものを受け止める上で、曖昧な噂や想像を重ね、
ある意味都合よく理解しようとするものなのだということ。
誰が誰にとっての怪物なのか。
もやもやといろんな情景が頭に浮かびます。

物語の中に含まれる要素は、社会問題や人の偏見などもありますが、
展開の中でちらちらと蒔かれている笑いや苦笑の場面も是枝監督と
脚本家坂元さんと、俳優陣の生み出す絶妙なものなのでしょう。
特に、母親と学校の教育者たちが対応する様は苛立ちに加えて
苦笑が混じり、滑稽でさえあります。

そして、子役。
黒川君もよかったですけど、なんでしょうか柊木陽太君のつぶらな瞳は。
どんな風に成長するんでしょうか。(余計なお世話&脱線すみません)

賛否両論色々あると思うのですが、映画館で2回目を観た私は
色々細かく観てはしまいましたが、
やはり今まで観た是枝さんの作品の中でも一番印象深く、
いい意味での放置プレイ感もカラーかしらと思うのです。